価値ある一尾
2012年 09月 17日
あいかわらず雨がまったく降っていません。台風16号で九州地方では大変なことになっているのに、
日本極端すぎます・・・
もちろん川のほうもいい状態であるわけがなく、期待も持てません。
けれど渓に行くことに意味があるのです。
下界は最高気温34℃だったけれどここは別世界。
少なくてもジンクリアな水とブナの森でかなり気持ちいい!
さあて出るか・・・
二つ目のポイントで幸先のいいヒット。
25センチくらい・・・でもそのあとがまったく反応がありません。
ロッドをつないでラインを通す瞬間が好きです。
それからずっと数時間走る魚もいないし、浮いている魚もいません。
この渓ではオンとオフの日がはっきりしていて、盛期はフライが乾く暇がないほど。
渇水でエサもほとんど流れてこないし、おそらく岩の下や底にじっとしていて無駄なエネルギーを
消費しないようにしているのでしょう。
まあそれでもここまで来たのだからと、集中力を切らさずに釣り上がっていきました。
そして最後のポイント。フライは#16のアント。常に複数の岩魚が定位しているところだが、
この水量ではどうでしょう。
沈み石があってちょっとだけ深くなっている流れにフライを乗せると、一発で「ヌッ」と背中が見えました。
浅いその瀬のポイントをグイグイ上られ、定位していた岩魚たちが散っていきます。
ずっと魚っ気がないまま我慢して、出てくれた尺岩魚。
記憶に残る一尾となりました。
どうもありがとう。
今シーズンはあと二週間ほどですが、県内はどこも渇水で一度大増水してリセットされないと厳しいかもしれません。
もちろん渓魚たちも苦しいでしょう。
どうか季節に準じた天候と、ほどよい恵みの雨を!
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by pukupukurin824
| 2012-09-17 15:58
| flyfishing