季節の中で、思うこと
2009年 08月 29日
いつものようにHさんの自宅で待ち合わせると、なんだかお疲れの様子。
先々週あたりから仕事が多忙を極めており、身体は疲れているが頭はまだ仕事の
興奮状態が続いている模様。川に着くまでの間、ほぼ仕事の話・・・。
「無理に誘っちゃったかな・・・」と少し申し訳なく思った・・・。
『俺、今日は写真中心でのんびりやるよ。』
とHさんは、カメラのストラップを首にかけた。
こういう時ってデカイの釣ったりするんだよな~釣り欲がなくて全然力んでない状態の時・・・。
それがいつもHさんと同行するときのジンクスだった。
あと二日酔いの時とか・・・。
自分はというと、釣りたい欲望メラメラ、ティペットの先までその気持ちが伝わってる。
リラックス、リラックス。
まだまだ緑は明るいが、柔らかい日差しや時おり吹く風は秋のものだった。
川は渇水で、イワナたちもすごく警戒しているようだ。
しばらく釣り上がると大きな淵でHさんがヒットし、ロッドが深く弧を描いていた・・・。
デカい・・・。体高や胴の太さがまるで違う・・・。
それはオスの34cmだった!
凄すぎる!以前のエントリーでも書いたが、8寸9寸とは全然身体つきが違い、違う種類の魚みたいだった。
Hさんが写真を撮っているとき、その34cmはトンボを吐き出した。
「トンボフライ持ってないよ・・・」
やっぱりな~デカいの釣っちゃった~
自分は焦る気持ちを抑えつつ、すぐ近くの巻きでねばっていると、泡の中でふっとフライが消えた。
一呼吸おいてあわせると、ロッドがグッとしなった。
「よし最低でも尺はあるな!」
しかしそのイワナは下流に走り、上流に走りなかなか顔を拝めない・・・。
ちらっと魚体が見えて、Hさんの34cmには届かないが尺上は間違いない!
しばらくすると落ち込みの中に潜り、グングンとロッドが絞られ必死でこらえ、
「よし、次どうする!?」と考えてたとき、
『プツンッ』
無念のフックアウト・・・。
『あ~っ!!』思わず声が出た・・・。
その後は自分もHさんも釣果を伸ばすことができず、自分はまだ8寸と22cmの2尾だけだったので、最後少しねばらせてもらい、やっと根性の1尾。でもサイズ的には小さかった。
キャッチはできなかったが、少しの間尺上イワナ(たぶん)とファイトできて楽しかった。
こういうことがあるから、また来たくなるしフライフィッシングにますます魅せられてしまうんだよな~
まだまだこれから・・・素晴らしい渓とすばらしい渓魚たちに出会えますように・・・
敬意を表して・・・。
by pukupukurin824
| 2009-08-29 22:39
| flyfishing